不動産投資で検討しないといけないことは大きく、「物件そのもの」、「ローンを使う際の条件」、そして「物件の立地」です。物件の立地は不動産投資をする上では非常に重要です。

本記事では北区で不動産投資をするならどのエリアかに関して解説します。

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買い時の定義

「今、買い時」の定義は以下の5点から判断をしていきます。

・価格的にまだ上がりきっていない(都内23区でマンション価格の上昇がまだ見られていない(=価格騰落率が低い))

・価格的に下がりづらい(→前述項目の関連事項です)

・今後価格が維持される、もしくは上昇する見込みがある(→再開発計画)

・住宅需要に応える素地が整っている(→交通利便性、生活利便性)

・賃料と比較して物件価格が安い

北区の全体像

北区は、その名のとおり東京の北部に位置し、荒川を挟んで埼玉県と接しています。区内には、桜の名所「飛鳥山公園」や荒川の水辺空間をはじめとした、緑豊かな公園や自然が特徴です。また、北区は交通の便が良く、新宿・池袋などの副都心へのアクセスも非常に便利です。

物件数については戸建てかつ持ち家の数が多いため、賃貸物件数は他の23区と比較して少ない傾向にあります。

賃貸で人気のエリアとしては、「赤羽」「東十条」が挙げられます。このエリアは新幹線や都心部へのアクセスが良く、単身者用・ファミリー用を問わず人気が高い傾向です。

都心の利便性が強みの北区。

投資用物件の購入に適しているエリアかどうか、見ていきましょう。

北区で不動産投資をするなら

北区では、赤羽や王子周辺は交通の便が良く、飲食店や商業施設も多いため、人気があります。赤羽は埼京線、京浜東北線など 4路線が止まるため、都心へのアクセスが抜群です。王子周辺には15年ほど前にタワーマンションが複数建設されており、ワンルームや1Kの物件が多くあります。赤羽・王子ともにURや都営団地も多く、立地や物件の仕様に関して、他の物件との競合を意識して選ぶ必要があります。これら物件は家賃相場が低くなる傾向があるため、物件購入時には競合物件に勝るアピールポイントがあるか確認しておくと、空室リスクが少なくなります。

その他、東十条・王子神谷などのワンルーム物件も需要が高く、新築でも利回りが4.2%程になります。

ファミリー向け物件は田端から駒込、西ヶ原などが人気です。隣の文京区には 3S1K(誠之小学校、昭和小学校、千駄木小学校、窪町小学校)と呼ばれる名門小学校があることも影響し、子どもを通わせたいニーズは高いです。さらに東京駅からも近いため都心へのアクセスも抜群です。その他、緑の多いエリアとして、王子駅近くの飛鳥山公園周辺もファミリー向け物件として人気です。

エリアで購入する物件はどう変わる?

(23年9月15日時点で楽待よりそれぞれ引用)

単身者向け物件では、赤羽駅から徒歩8分、築6年で4.50%、王子駅から徒歩7分、築7年で3.96%となります。平米単価はそれぞれ88万円、101万円です。

王子エリアは赤羽エリアよりも地価が高く、王子の物件価格の方が高く、相対的な収益率が低くなる可能性が考えられます。

北区全体の事業所数・従業員数

(引用:北区)

平成28年北区の事業所数は12,536で従業者数は124,765人です。北区全体の事業所の特徴としては卸売・小売・飲食業の割合が約39%と多いことです。

北区の人口推移

(引用:北区の世帯と人口)

北区のデータによると、人口は2023年9月1日時点で357,027人です。

平成30年には35万人を突破しており、人口増加のトレンドが続いている区になります。

利回りの平均値

都内物件では、新築中古問わず物件価格が上がってきていることから利回りは低下している傾向にあります。

北区の新築中古マンションの利回りの目安は以下になります。 

・新築:4.0%~

・中古:4.2%~

北区には新築マンションはほとんどなく、中古物件が中心です。

中古物件でも、市区10年以内の物件の数は少なく、築20年以上の物件が主です。

築20年以上の物件の平均利回りは5%を超えますが、その分空室リスクも高いため慎重に選ぶ必要があります。

王子・東十条などの人気エリアでは平米単価が100万円を超える物件もあります。

例えば、別の記事でご紹介した、2021年6月築のDIPS東十条駅前RESIDENCEは平米単価112万円前後、利回りは3.7%程度となります。

※ご紹介記事はこちらからご確認いただけます。

北区では、築年数で平米単価が大きく異なります。

築年数ごとの平米単価の目安は以下の通りです。

5~10年:100~110万円

10年~15年:85~95万円

15年~:~75万円

北区では、築年数10年以下であれば平米単価100万円を超えますが、

築年数の古い物件では75万円以下の物件が多くなります。

ご覧の通り、築年数の経過によって物件価格が下がる傾向にあるため、エリアと物件の仕様は丁寧に見る必要があります。

中古物件はリフォーム費用を見越すことが重要

中古物件は退去時に原状回復のみならずリフォームが必要になることが多々あります。そのため、大きな修繕がなされていない中古物件の購入は、リフォーム費用を見越して購入するようにしましょう。

指値を入れられることもありますが、相場状況が強い場合あえて下げてまで売却する理由にならないため、理想はご自身でリフォーム費用分を現金で用意しておくことです。

目安としては、築15年を越してくるような物件の賃料のキープ・向上を狙うことを勘案すると、物件価格の5〜8%前後で3,000万円程の物件だと150~240万円前後を見越しておくと確実ではあります。

競合物件の賃料相場と供給数

北区で築10年、10分以内のワンルーム、1K物件の件数は10,227件でした。(2023年9月20日suumo参照)

物件を見るときのポイント

実際に購入したい物件を見る際のポイントはこちらになります。

・立地面

・建物管理

・入居者情報

立地面に関しては、物件と駅距離はどの程度ありそうかや周辺環境としてコンビニやスーパーは近いかなどです。

建物管理に関しては、将来大規模修繕ができるように修繕積立金が溜まっているか、建物全体と室内の修繕履歴はどうかなどです。

最後に入居者情報に関しては、現契約者の契約状況や入居期間はどうかなどです。

詳しくは下記記事にまとめていますのでご確認ください。

参考>>現オーナーはなぜ売却するのか?オーナーチェンジ物件の購入メリットと注意点

まとめ

今回は、北区に関して解説していきました。北区は他23区と比較して、物件数は少なく、築古物件の割合が多いエリアです。単身者向けであれば赤羽や東十条など、新築の物件が出てくることもあるので、このエリアでの購入を考えている方はこまめなチェックが必要です。

本記事を作成しているINVASEでは、ローンの条件把握から物件のご提案、ローン付けまで一気通貫で提案できるようになっております。

北区での物件紹介をご希望の場合は、希望物件をお伺いしたうえで、物件が出てきた際にご連絡することも可能です。

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参考>>不動産投資おすすめエリアをご紹介①港区京浜東北ライン

参考>>不動産投資ローンはどの銀行がオススメ?金利や審査基準を比較