不動産投資はインフレに大きな影響を受けます。インフレにキャッチアップする物件を選ぶコツは「ニーズの変化」に負けない物件を選ぶ必要があります。

では具体的に何を見れば良いのでしょうか?

必ず見るべきポイントは「水回り」と「リフォーム可変性」にあります。本記事では不動産投資の観点から具体例とともに見方を解説していきます。

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3点ユニット、リフォームできない物件は避ける

インフレに置いていかれない物件を選ぶ際、建物の仕様で見るべき点は「水回り」と「リフォーム可変性」です。

特に「水回り」と「リフォーム可変性」が良いことが二極化やインフレに負けない物件の条件といえるからです。

二極化とは需要の偏りにより所得や物件価格の差が極端に生じることです。

物件においては新築価格が高騰し、古い物件はより低価格になります。またコロナによって所得の二極化が生じたことも無視できません。

ではなぜ「水回り」と「リフォーム可変性」が大切なのでしょうか?そのカギはニーズの変化と柔軟性にあります。

1番大切な要素は「水回り」

水回りは物件の仕様の中でも最も重要な要素の一つです。

まず大前提として、ほとんどの設備において「新しい仕様」であることは非常に強いアドバンテージとなり、それだけで物件の価値が大きく上がります。

水回りにおける新しい仕様の基準はバストイレ別、独立洗面台であることです。

20年前に若年層に人気だった3点ユニット、また3点ユニットが求められる狭い物件は近年は人気がありません。その理由は狭い、古い×使いにくいためです。リモートワーク需要も相まって間口の広い物件が人気であることを念頭に置いて物件を探しましょう。

余談ですが、間口の広い物件といえば近年は大きな窓を持つ物件がトレンドです。採光を意識して物件を確認してみるといいかもしれません。

ニーズの変化に適応するには「リフォーム可変性」が重要

ニーズは時代によって移ろうものであり、あるとき人気な間取りが10年後に人気とは限りません。また古い物件を今のニーズに合わせるため、リノベーション需要も高まっています。そのため物件を選ぶには「リフォーム可変性」に注意しましょう。

リフォーム可変性を測る例として、間口と天井があります。

間口の広い物件を狭くすることはできますが、狭い物件を広くすることはできません。

また近年は人気のある天井の高い物件がファミリーに人気ですが、同様に低い物件を高くすることはできません。

加えて室内だけではなく、共用部分のリフォーム可変性も確認しましょう。

エントランスやインターネット一括導入などの共同部分の変更には管理組合の決議が必要であり、特に大きく変えるものでは4分の3の特別決議が必要なのでなかなか変えられません。

築年数が新しい物件を買うことが一番のリスク回避ではありますが、こういった点に気をつければ古くても十分にリフォーム可変性を備えた物件を購入できるでしょう。

最後に一点、新しい物件は天井が低い傾向にあることに気をつけましょう。建築費の高騰により新しい物件は天井が2.45メートル程度の低い物件が多いです。

まとめ

今回はインフレキャッチアップ、そして「水回り」と「リフォーム可変性」についてお届けしていきました。

インフレにキャッチアップする物件を選ぶためにはニーズの変化に負けない物件を選ぶようにしてみてください。

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