セミリタイアで後悔しないためには備えが大切です。セミリタイアで後悔しがちなことを知り、準備しておくとよいでしょう。資金面の備えには投資もおすすめです。今できることを知り準備すれば、後悔しないセミリタイアが実現できるでしょう。
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【目次】
セミリタイアとは
セミリタイアでよくある後悔
セミリタイアで後悔しないための準備
セミリタイアには投資が最適
リスクを知り備えることが重要
セミリタイアとは
セミリタイアの準備について知る前に、まずはセミリタイアとは何かを確認します。明確に定義されている言葉ではありませんが、一般的に使われる意味合いを見ていきましょう。
フルタイムではなく自分のペースで働くこと
セミリタイアは、フルタイムの仕事を退職しマイペースな働き方で暮らすことをいいます。アルバイトや派遣社員として週に2~3日働くほか、個人事業主として好きなことを仕事にするスタイルもあります。
中には不動産投資に取り組む人もいるでしょう。仕事を通して社会との接点を持ち続けますが、決して無理はしません。どのような働き方でも、自分の時間や家族との時間を中心にしている点は共通しています。
フルタイムで働く暮らしと異なり、時間の余裕がある毎日を送りやすいでしょう。
アーリーリタイアやFIREとの違い
セミリタイアと似た言葉に『アーリーリタイア』があります。定年前に早期退職することです。アーリーリタイアには退職後まったく仕事をしない『完全リタイア』と、自分のペースで仕事をするセミリタイアがあります。
この分類では、セミリタイアはアーリーリタイアの一種です。定年前に退職するという点では『FIRE』も同じといえます。FIREが異なるのは、資産の作り方や考え方です。
用意した資金を切り崩しながら暮らすアーリーリタイアに対し、FIREでは元本を減らさないように運用します。運用益を生活費に充てることで、老後の資金不足に備える方法です。
セミリタイアでよくある後悔
実際にセミリタイアをすると、どのようなことで後悔するのでしょうか?セミリタイアをした人が後悔しがちな点を紹介します。事前に知っておくと、有効な対策をしやすくなるはずです。
お金が足りず生活が苦しい
退職して働き方を変えセミリタイアするときには、ある程度の生活資金を用意しているでしょう。しかし実際に暮らし始めると、想定より生活費がかかるかもしれません。
日常的な出費だけであれば問題がないケースでも、急なけがや病気で出費が重なることもあります。事前に考えていなかった事態に直面し、資金が極端に減ってしまう場合もあるでしょう。
当初予定していたより資金の減りが早ければ、生活費を抑えて暮らさざるを得ません。これまでより生活水準を落とし、苦しい生活が続く可能性があります。
特に余剰資金がない場合、万が一のときに対応できず苦労するかもしれません。
社会的な信用が下がった
『住宅ローン』の契約や『クレジットカード』の新規作成ができず、後悔するケースもあります。多くの資産を築きセミリタイアを実現した人でも、普段の仕事がアルバイトであれば、社会的にはアルバイトとして扱われます。
会社員時代より信用が落ちるため、ローンもクレジットカードも利用しにくくなるでしょう。賃貸物件を借りようと思っても、定職に就いていないことを理由に、審査に通らないかもしれません。
日常生活で困らなかったとしても、大きなお金を使うタイミングで信用の低さを実感するはずです。
職探し・再就職が難しい
チャレンジしてみてうまくいかなければ、再就職すればよいと考えている人もいるかもしれません。しかし一度セミリタイアすると再就職は難しいでしょう。
履歴書に空白ができてしまいますし、採用担当者からは『すぐに辞めてしまうかもしれない』と思われやすいはずです。年齢が上がるほど、再就職の難易度は高まります。
再就職の可能性も視野に入れるなら、何かしらの専門的なスキルや知識を身につける努力が必要です。
セミリタイアで後悔しないための準備
資金不足や信用力の低下といった出来事に直面すると、自由な暮らしを楽しむために始めたセミリタイアを後悔してしまいます。後悔を避けるには、セミリタイア前の準備が役立つはずです。
具体的な生活のイメージを持つ
セミリタイア後の生活がどのようなものなのか、具体的にイメージしておくと後悔しにくくなるでしょう。例えば住む場所はどこなのでしょうか?
今住んでいる場所ではなく、地方へ移住する選択肢もあります。住む場所が違えば、必要な家賃や日々の生活費の相場が異なります。場所によっては今とまったく違う生活になるかもしれません。
働き方のスタイルによっても、生活はがらりと変わります。週に2~3日アルバイトをする暮らしと、投資で得た利益で暮らすのでは、日々の過ごし方はだいぶ違うはずです。
自分なりにセミリタイア後の生活をイメージすることから始めましょう。
必要な生活費を計算する
生活費がいくらかかるか把握できれば、用意すべき資金が分かります。例えば『家計調査報告(家計収支編)2020年(令和2年)平均結果の概要』では、2人以上の世帯の支出は1カ月『27万7,926円』です。
この金額で50~80歳まで暮らしたとしましょう。すると1億5万3,360円かかると分かります。ただしこれは50歳からまったく仕事をしなかった場合に必要な金額です。
仮に65歳まで毎月15万円の給料で時短勤務をするなら、同じ期間の生活費でも7,305万3,360円に抑えられます。65歳から受給し始める年金も含めて計算すれば、さらに生活費は抑えられるはずです。
参考:家計調査報告(家計収支編)2020年(令和2年)平均結果の概要 P.1|総務省
節約しながら安心できる資金を用意する
安心してセミリタイア後の暮らしを楽しむには、十分な資金を用意することが大切です。先に挙げた例では平均的な生活費で計算しました。
工夫次第ではより少ない金額で生活できるかもしれません。実際にどのくらいの資金で暮らせそうか、セミリタイア後の生活をイメージし、今から節約するのもよい方法です。
節約できたお金はセミリタイアの資金にできます。どのような生活ができそうかイメージしながら、資金を用意しやすくなる方法です。
セミリタイアには投資が最適
セミリタイアの資金作りには、投資を活用するとよいでしょう。貯金だけで必要な資金を用意するには、全額貯めなければいけません。投資はお金を働かせて利益を得る方法です。うまく運用できれば、貯金より早く必要な資金を貯められるでしょう。
株式投資
投資と聞いて、多くの人がイメージするのが『株式投資』ではないでしょうか。企業の発行する株式は日々価格が上下しています。そのため安く買い高く売れば『キャピタルゲイン』と呼ばれる利益を受け取れる方法です。
ただしキャピタルゲインを狙って投資をするのは、難易度が高いかもしれません。比較的安定して得られる利益である『インカムゲイン』を重視した投資をするのもよいでしょう。
インカムゲインとは、株式を保有していることで得られる配当金です。資金作りにはもちろん、セミリタイア後の生活費に充てるのにも向いています。
株式投資は必ず利益が出るわけではありません。元本割れのリスクもあります。情報収集しながら取り組みましょう。
不動産投資
『不動産投資』も、資金作りやセミリタイア後の生活費を稼ぐ方法として役立ちます。保有する不動産を貸し出し、利益を得る方法です。会社員ならワンルームマンション投資が取り組みやすいでしょう。
ただしワンルームマンションを1戸運用していても、思うように資金作りは進まないはずです。そこで保有した物件を価値が高まった時点で売却します。
購入金額より売却金額が上回れば、その分が利益です。この資金をもとに新たな投資用不動産を購入します。最終的に複数棟のマンションやアパートを保有できれば、安定した収入源を確保可能です。
不動産投資は改修工事の相見積もりを取ったり、空室対策を自ら行ったりといった工夫により、利益率を上げられます。積極的な行動が成功のポイントです。
リスクを知り備えることが重要
セミリタイアで後悔しないためには、リスクを想定してしっかり備えることです。十分な生活費にプラスして、けがや病気などで必要になる可能性のある金額も考慮した資金を用意しましょう。
自分のペースで働きながら自由な時間を楽しむセミリタイアは、まったく働かない完全リタイアよりも必要な資金は少なめです。受け取れる年金額を考慮すれば、さらに資金を抑えられます。
節約に取り組めば、資金作りはもちろん、セミリタイア後の暮らしにも役立つでしょう。投資を併用した資金作りもおすすめです。
ライフスタイルに合わせた資金を用意すれば、万全の態勢でセミリタイアを実行できます。
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