『人生100年時代』といわれる今、将来のために資産運用を開始する人が増えています。株式や不動産投資、NISAなどさまざまな運用方法がありますが、初心者は何を選べばよいのでしょうか?リスクを低減させるコツや運用の始め方も解説します。

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【目次】

資産運用の始め方

投資の基本的な考え方

少額から始められる初心者向けの投資手法

積極的に資産運用したい初心者向け投資手法

会社員におすすめなのは不動産投資

失敗しない資産運用のコツ

投資初心者は情報収集から始めよう

資産運用の始め方

資産運用とは、現金をはじめとする手持ちの資産を増やしていくことです。超低金利時代の今、定期預金や貯金だけではお金は一向に増えません。物の価格が上がれば、現金の実質的価値は低下するため、今こそ積極的な『運用』が必要です。

目的と目標を決める

長期的な資産運用を行うにあたり、目的と目標を決めることが最初のステップです。目的とは『何のために資産運用をしてお金を増やすのか』を指します。

目的を明確にすると、自分に合った投資スタイルが分かると同時に、目標金額がおのずと決まってきます。目標や目的が決まったら『いつまでにお金が必要か』を設定し、資産運用計画を立てましょう。

多くの人が資産運用を始めるのは、人生の節目にある大きなライフイベントへの備えが目的です。

  • マイホームの購入
  • 結婚・出産
  • 子どもの養育
  • 住宅のリフォーム
  • 老後の生活資金
  • 万が一の備え

例えば、『老後資金のため、30年間で3000万円を用意する』という目標・目的なら、大きなリスクを取らずに着実に資産形成ができる投資商品がベターです。

手元の資金を整理する

次に、『手元の資金がどれくらいあるか』を整理しましょう。現時点の収入と支出を計算し、『毎月いくらの余剰が出るか』も計算しておきます。

投資による資金運用は、余剰資金を充てるのが原則です。生活費を極端に削ってまで投資にお金をつぎ込む必要はありません。手元の資金は以下の三つに分類されます。

日常生活ですぐに使う必要のあるお金(生活費など)

近い将来使う予定のあるお金(教育費やリフォーム代など)

当面使う予定のないお金

このうち、資産運用に使えるのは、『近い将来使う予定のあるお金』と『当面使う予定のないお金』です。前者はお金を減らさないことを前提にしながら、堅実に増やしていくのがベストでしょう。

当面使う予定のないお金は収益性を考慮し、積極的に投資に活用します。

投資の基本的な考え方

投資とは自己資産を投じて収益を上げる営みです。投資には一定のリスクがあり、必ずしも利益が得られるとは限りません。投資を始める前に、基本的な考え方を理解しましょう。

損をする可能性がある

資産運用は、将来のライフイベントに向けた資産形成が目的ですが、中でも、投資は『収益を上げること』が重要視されます。利益が出る反面、投資商品の価値が元本を下回る『元本割れ』のリスクが存在することを覚えておきましょう。

積み立てた元本が確保される元本保証型の商品も存在しますが、銀行が破綻したり、途中解約をしたりすれば、元本割れしてしまう可能性があります。

投資の利益は、大きく『インカムゲイン』と『キャピタルゲイン』に分かれます。インカムゲインは資産保有中に得られる運用益で、配当金・債券の利子・不動産運営の賃料などが代表的です。

キャピタルゲインは、株式や不動産などを売却した際に得られる『売買差益』や、債券の満期償還時に発生する『償還差益』などを指します。

リターンが大きい商品ほどハイリスク

投資には『リターンが大きいものはリスクが大きく、リターンが小さいものはリスクが小さい』というルールがあります。初心者が投資を始める際は、どの程度までリスクが許容できるのかを明確にしておきましょう。

  • ハイリスク・ハイリターン:FX・仮想通貨・先物取引
  • ミドルリスク・ミドルリターン:不動産投資・株式投資
  • ローリスク・ローリターン:投資信託・債券・預貯金・定額預金

FXや仮想通貨、株式投資は、多少のリスクがあっても大きな収益を出したい人に向いています。素早い判断と投資への深い知識が必要なため、経験のない初心者にとってはハードルが高いでしょう。

現物取引は投資金額を下回ることはありませんが、FXは大きな損失が発生する可能性があります。

少額から始められる初心者向けの投資手法

投資初心者は、着実に資産を増やせる投資商品を選びましょう。ローリスク・ローリターンの投資は早く始めれば始めるほど有利です。中・長期の堅実な投資は複利効果も期待できるでしょう。

外貨預金

外貨預金とは、日本円ではなく外国通貨を預金することです。外貨預金では、『金利による利益』と、外貨を円貨に換金した際に生じる『為替差益』の二つの利益が期待できます。

日本の普通預金の金利相場は0.001%前後で、預けていてもなかなかお金は増えません。海外の預金・定期預金の金利は日本よりも高いケースが多く、長く預けていれば一定の利益が獲得できます。

外貨預金の価値は為替の変動の影響も受けます。円高のときに外貨で預け入れをし、円安のときに払い戻しをすれば、為替の差による収益も見込めるでしょう。

NISA、つみたてNISA

NISAは、2014年から始まった個人投資家向けの少額投資非課税制度です。通常、株式や投資信託では、個別元本を上回る利益・配当に対して20.315%という高い税金がかかります。

一方、NISAには年間120万円の非課税投資枠があり、範囲内で購入した株式や投資信託の利益には税金がかかりません。非課税期間は5年間ですが、翌年のNISAの非課税枠に移す『ロールオーバー』により、非課税期間を実質的に延長できます。

つみたてNISAは積立専用のNISAで、定期的に投資信託などを購入する必要があります。非課税となる投資金額の上限は40万円、非課税期間は20年間です。金融庁の基準をクリアした低コスト商品を取り扱っているため、投資初心者に向いています。

iDeCo(個人型確定拠出年金、イデコ)

iDeCoは、確定拠出年金法に基づいた個人年金制度の一種です。老後の資金形成が主な目的で、公的年金の上乗せ部分としての役割があります。加入対象は20歳以上60歳未満と幅広く、掛金の金額や運用商品は自分で選択が可能です。

iDeCoの大きなメリットは、『小規模企業共済等掛金控除』として、掛金が全額所得控除される点です。所得税や住民税が軽減されるため、節税対策の一環として利用する人も少なくありません。

運用益と資産は60歳以降、一時金または年金として受け取れます。原則として60歳(加入期間10年未満は最高65歳まで順延)までは資産を引き出せないため、無理のない積立を行う必要があるでしょう。

積極的に資産運用したい初心者向け投資手法

積極的に資産を増やしたい人は、ある程度のリスクを覚悟して、株式投資や投資信託にチャレンジしてみましょう。FXや仮想通貨と比べると値動きの変化が少なく、初めてでも参入しやすいのが特徴です。

株式投資

株式投資は、企業が発行した株式の売買によって収益を得る方法です。

株価上昇時に売却すればキャピタルゲインとして『株式の値上り益』が得られます。投資先企業が利益を上げた場合は、インカムゲインとして『配当金』も獲得できるでしょう。株を保有する企業の『株主優待』を享受できるのも大きなメリットです。

一方で、株式投資には価格変動リスクが存在します。金やプラチナといった実物資産は多少値が下がったとしても、価値が突然ゼロなることはありません。

しかし株式投資では、株価が急落したり企業が倒産したりという場合に大きな損失を被るケースがあります。

初心者が始める際は、投資に関する基本的な情報や知識を得た上で、『リスクの許容範囲』をきちんと設定する必要があるでしょう。

投資信託

投資信託は別名『ファンド』と呼ばれます。証券会社や銀行などの投資のプロに資金を預け、投資・運用してもらう方法です。知識の浅い個人でも気軽に投資に参入できる上、数千円や1万円といった少額からでも投資ができる点がメリットです。

ただし、元本が保証されているわけではないため、株式投資と同じように価格変動リスクがあります。投資信託に外貨が含まれていれば、為替変動の影響を受けるリスクもあるでしょう。

プロが運用するといっても、全ては自分の資産です。任せっぱなしにせずに、運用目的に合わせて定期的な見直しをするようにしましょう。

参考>>初心者が投資信託を購入する際に気をつけるべきポイントは?投資信託の選び方、注意点を徹底解説

会社員におすすめなのは不動産投資

不動産投資は、ミドルリスク・ミドルリターンの投資方法です。株やFXと違って常に値動きをチェックする必要がないため、本業が忙しい会社員にも適しています。賃貸マンションのオーナーになれば、安定収入を継続して得られる可能性があります。

不動産投資とは

不動産投資とは、ローンや自己資金で投資用物件を購入し、賃貸経営や物件売却によって収益を上げる方法です。バブル期は物件売買でキャピタルゲインを狙うのが主流でしたが、現在は賃貸収入を得るインカムゲインがほとんどです。

メリットは長期的に安定収入が得られる点ですが、複数のリスも存在します。入居者が見つからない『空室リスク』、入居者から家賃が回収できない『滞納リスク』、ローンの金利が変動して負担が大きくなる『金利上昇リスク』などが代表的です。

不動産投資では、『物件選び』をするところからスタートします。自己資金や借入のバランスを考慮して『事業計画書』を作成したのち、金融機関にて『不動産投資ローン』を契約するのが一般的な流れです。

参考>>不動産投資とは?種類や仕組みを解

少ない資金でもレバレッジ効果を使える

不動産投資のメリットは、レバレッジ効果が狙えることです。レバレッジとは、小さな力で大きな効果を生み出す『てこの原理』を指します。

例えば、年間80万の収入が見込める1,000万円の物件を自己資金100%で購入した場合、利回りは8%です。

年間収入240万円が見込める3,000万円(自己資金1,000円+借入2,000万円)の物件に投資した場合、利回りは同じく8%ですが、自己資金に対する実際の収益は3倍になります。

自己資金が少なくても、銀行からの借入金を使うことで、より大きなリターンが見込めるのが不動産投資のメリットでしょう。

参考>>【年収別】不動産投資ローンの借り入れ可能額

失敗しない資産運用のコツ

損するのが怖くて投資になかなか手を出せない人は、少額・長期・分散を意識した資産運用を行うのがポイントです。大きな収益はすぐには手に入りませんが、コツコツと継続すれば、ライフイベントに必要な資産を無理なく形成できます。

短期的な結果に一喜一憂しない

資産運用は長期的な視点で考える必要があります。金融市場の影響を受ける株式や投資信託は価格の変動が激しいため、短期的な結果に一喜一憂しないことが重要です。

現段階で含み損が出ていても、長期的に投資を続けていれば、徐々にリターンは安定してくるでしょう。

また、長期投資は『複利効果』が見込めます。複利とは、投資の元本に獲得した利益を合わせて再投資をすることです。利息が出るたびに元本が増えていく仕組みで、運用期間が長ければ長いほど効果が実感できるでしょう。

分散投資を心がける

投資の世界では『卵を一つのかごに盛るな』という考えが常識です。卵を一つのかごに盛ると、かごを落とした際に全ての卵が割れてしまいます。これは、投資における『分散投資』の重要性を表しています。

分散投資とは、複数の投資先に資金を分散させてリスクを低減する方法です。株式×債券、国内×外国といったように異なる特徴や値動きの商品を組み合わせれば、マイナス影響が資産全体に広がるのを抑止できます。

タイミングをずらして買い付ける『時間分散』を活用するのも有効です。高値掴みでの損が回避でき、購入金額が平均化されるというメリットがあります。

投資信託の大半は、長期積立や分散投資での資産形成に対応しているため、初心者にとってはぴったりでしょう。

少額から始める

資産運用や投資というと、まとまったお金が必要なイメージがありますが、必ずしもそうではありません。投資初心者や資金が少ない人、リスクをできるだけ抑えたい人は少額投資からスタートしましょう。

少額からできるものには、『つみたてNISA』『積立投資信託』『純金積立』『個人型確定拠出年金』などが挙げられます。

日本株の購入単位(単元株数)は基本的に100株なので、資金がない人にとってハードルは高めです。最低単元の1/10から購入できる『株式ミニ投資(ミニ株)』や、毎月1万円程度の定額で株式を購入する『株式累積投資(るいとう)』は、初めての人でも挑戦しやすいでしょう。

投資初心者は情報収集から始めよう

資産運用と一口にいっても、さまざまな方法があります。短期間で大きな収益が見込めるものもあれば、コツコツと積み立てるタイプもあるため、情報収集をして『自分に合った投資方法』を見つけましょう。

資産が少ない人や初心者はリスクの高い投資には手を出さず、iDeCoやつみたてNISAなどの堅実に運用できる投資を選ぶのが賢明です。資産運用や投資は『スタートが早ければ早いほど有利』ということも覚えておきましょう。

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