電話による営業は効率よく多数の顧客にアプローチできるため、不動産会社だけでなくさまざまな業界で行われています。しかしながら、あまりにしつこい勧誘は不快で迷惑なものです。何度もかかってくる営業電話にうんざりしている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、不動産投資で悪質な営業を受けたときの対処方法を説明します。

ぜひ参考にしてください。

【目次】

実際にあった悪質な勧誘の事例

不動産投資の営業マンの営業目的

悪質な営業マンの見抜き方

良い業者の見分け方

しつこい営業電話の断り方・対処方法

居座り続ける訪問営業の断り方・対処方法

困ったときの相談先

不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンの魅力ある投資

まとめ 迷惑な営業電話は毅然とした態度で断ろう

実際にあった悪質な勧誘の事例

不動産投資に関する悪質な勧誘はかねてから問題となっています。国民生活センターの発表によれば、2005年度から2010年度までの5年間で2万2,160件もの相談が寄せられたそうです。2013年度からは、20歳代の若者をターゲットにした強引な勧誘が増えています。集められた相談の一部から、強引かつ悪質な手口を見てみましょう。

 

(1)脅迫・暴力

電話でしつこく勧誘され怒鳴られたりしたので、やむなく会う約束をした。対面でも断り続けたら胸ぐらをつかまれ、足を蹴られた。土下座して謝罪もさせられた(2009年10月50代男性)

息子宛に新築マンション販売の執拗な勧誘電話があったので、父親である自分がはっきり断ると「息子を出せ、代わらないとガソリンを撒くぞ」と脅された(2010 年6月60代男性)

 

(2)長時間の拘束

自宅を訪問した販売員に勧誘されモデルルームを見に行ったところ、朝10時から日付が変わるまで勧誘が続いた。帰してもらえず仕方なく購入契約をしてしまったが、クーリングオフはしない、契約内容を他言しないなどの合意書にもサインさせられた(2008年10月30代女性)

断ったら事業者の機嫌が悪くなり、深夜0時半まで拘束された。その日はなんとか帰れたが、その後も何度も電話がかかってきて断りきれずにマンションの購入申込書にサインしてしまった。しかし、何の資料も書面ももらえず、マンションの詳細を問い合わせても教えてくれず不安 (2018 年11月20代男性)

街頭で住宅に関するアンケートに協力をしたら、その後、投資用マンション販売事業者から説明したいと電話がかかってきた。どうしても事務所で説明したいと言われて出向いたところ、18時から翌日2時までの長時間にわたり勧誘され、断りきれずに契約してしまった。事業者からは、事務所で契約しているのでクーリングオフはできないと説明された(2018年9月20代男性)

 

(3)虚偽の説明

本日中に契約すると得だ、絶対に儲かるなどと勧められて新築マンションの購入契約をしたが、修繕費や銀行ローンを合算すると赤字になる。査定を依頼したところ、物件価格は7割に下落しているため解約したい (2009年11月40代男性)

家賃保証があると勧誘され投資用マンションを購入したが、家賃収入だけではローンを支払えず毎月約2万円の赤字になっている。後になってから家賃保証が5年間しかないことや、近々大規模修繕の費用が発生することを知った。事業者の説明に虚偽があったので補償を求めたい(2018年9月20歳女性)

 

(4)業者名や販売目的の隠匿

水まわりの点検との電話を受け、自宅に来てもらうと財産形成の話を始めた。水まわりの点検はと尋ねるとあなたの勘違いだと言われ、定年後の年金の話や賃貸マンションの話になり2時間近く説明。帰ってほしいと伝えても居座り続け、次回の約束をさせられてしまった (2010年2月40代男性)

その他の勧誘事例に関して国民生活センターをご参照ください

参考>>ますますエスカレートするマンションの悪質な勧誘|独立行政法人 国民生活センター

参考>>20歳代に増える投資用マンションの強引な勧誘に注意!| 独立行政法人 国民生活センター

 

不動産投資の営業マンの営業目的

不動産投資の営業マンは基本的にインセンティブ制度(歩合制)のもとで働いていることが多いです。不動産営業のなかでも特に、不動産投資に関わるマンションやアパートの販売のインセンティブは高いと言われています。

悪質な営業マンは自分がインセンティブをもらうために顧客のことを考えず、良くない物件を勧めてくることがあるので注意が必要です。

もちろん、顧客のために親身に考えてくれる営業マンも沢山いますので、一概に全ての営業マンがインセンティブのためだけに営業しているとは言えません。

そこで、営業マンの営業トークを鵜呑みにせず、他の人の意見を聞いてみる、ネットや本を使って調べるなど、あなた自身で正しい情報か見極める癖をつけるようにしましょう。

不動産投資を行う上で、担当営業マンの存在は非常に大きく、営業マンによってあなたの不動産投資が左右されると行っても過言ではありません。営業マンの良し悪しを見抜けるようになると、必然的に不動産投資も上手くいくようになるでしょう。

悪質な業者の見抜き方

悪質な営業マンの見抜き方として、次のチェックポイントを覚えておいてください。

・ 確実に儲かるなど断定的な言い方をする

・ 怒ったり脅したりして威圧する

・ 自宅に押しかけてきて長々と話し込む

・ 不動産投資の勧誘であることを隠す

・ 会社名や担当者名を言わない

・ 何度断っても勧誘電話をやめない

・ 深夜や早朝など迷惑な時間に電話をかけてくる

不動産投資に関する勧誘電話トラブルの増加を受け、2011年10月、宅地建物取引業法の一部が改正されました。以下の行為は悪質な勧誘として明文化され、違反した場合には業務停止や免許取消などの行政処分を受けることになります。

・ 勧誘に先立って宅地建物取引業者の商号又は名称、勧誘を行う者の氏名、勧誘をする目的である旨を告げずに勧誘を行うことを禁止

・ 相手方が契約を締結しない旨の意思(勧誘を引き続き受けることを希望しない旨の意思を含む)を表示したにもかかわらず、勧誘を継続することを禁止

・ 迷惑を覚えさせるような時間の電話又は訪問による勧誘を禁止

 

上記のほかにも、営業トークに確実に儲かる・絶対に稼げるなどのフレーズが出てきたら注意してください。このような断定的な表現は宅地建物取引業法で禁止されています。悪質な業者を見抜くには知識を付けていくことが一番の対処方法です。過去の事例からどのような手口があるのかを知っておくだけでも、いざというときに役立つでしょう。

参考>>宅地建物取引業法施行規則の一部改正について|国土交通省

 

良い営業マンの見分け方

反対に良い営業マンを見分けるポイントとして、次のような言動をチェックしてみてください。

・ リスクについても説明する

・ 問い合わせに対する返事が早い

・ 契約を急かさない

投資にはさまざまなリスクが伴います。不動産投資では空室や家賃滞納、金利上昇、家賃下落などのリスクがあります。こうしたネガティブな面にも触れ、対応策まで説明してくれる業者は良心的といえるでしょう。不動産の契約は早い者勝ちであることは確かですが、やたらと契約を急かす業者には注意すべきです。不動産は高額な買い物(投資)なので、十分に納得するまで説明してくれる業者のほうが信頼できます。

しつこい営業電話の断り方・対処方法

しつこい電話勧誘を断りたいときに、相手の質問に答えたり、喋り続けるのを聞いてはいけません。もし話を聞いてしまったとしても、不要であれば断るためのキラーフレーズを使いましょう。具体的にはこちらです。

・迷惑なのでやめて下さい

・必要ありません

ポイントとしては、曖昧な返答ではなくきっぱりと不要であることを伝えることが大切です。

なぜなら、特定商取引法ガイドの電話勧誘販売の第17条に則ると再勧誘が禁止されているからです。

曖昧な返答だと、再度勧誘されてしまう可能性があるため、きっぱりと不要であることを伝えましょう。

その後もしつこく電話がかかってくる場合は、次のように対処してください。

・ 会社名と相手の氏名を確認してメモしておく

・ しつこい営業電話が宅地建物取引業法違反であることを指摘する

・ 監督官庁に相談する旨を伝える

以上の対応で勧誘電話はなくなると思われますが、実際に監督官庁へ相談するときに備えて、電話がかかってきた日時や内容などを証拠として記録しておきましょう。事例からもわかるとおり、相手と会ってしまうと拘束されたり脅迫されたりして、無理に契約させられるおそれがあります。暴力をふるわれたケースもありました。悪徳業者は言葉巧みに直接会うように仕向けてきます。毅然とした態度で電話で断るようにしてください。

居座り続ける訪問営業の断り方・対処方法

今は少なくなりましたが、昭和や平成においては訪問販売は主流な営業方法でした。一度訪問営業を玄関内に入れてしまうと、悪質な場合、中には契約するまで帰らない営業マンもいます。

まずは、訪問営業が来た場合には玄関に入れないことが大切です。もし訪問販売のセールスを聞いてしまった場合には下記キラーフレーズを使いましょう。

・帰って下さい

・警察を呼びますよ

ただし訪問営業の場合、目の前に営業マンがいてやり取りを直接しているため、断ることへの労力は電話営業の比ではありません。そもそも取り合わないように気をつけておきましょう

 

困ったときの相談先

ケースごとの相談先を以下にまとめます。困ったときには早めに相談してください。

・ 断りきれずに契約してしまった、契約を解除したい

>>消費者庁

・ 断っても勧誘電話がかかってくる、脅迫めいた勧誘を受けた

>>免許行政庁(国土交通省)

>>公益社団法人 不動産保証協会

>>公益社団法人全国宅地建物取引業保証協会

・ 暴力や脅迫を受けた、もしかしたら詐欺かもしれない

警察庁相談電話:#9110

 

不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンの魅力ある投資

これまで不動産投資の悪質な営業を受けたときの対処方法を記載してきました。悪質な営業を受けてしまうと、不動産投資そのものを悪いものに感じてしまいがちですが不動産投資は正しい知識、行動、戦略によって成功に導くことが可能です。

不動産投資は、月々の家賃収入によって長期間のインカムゲインが期待できます。また、購入時よりも高額で物件を売却できればキャピタルゲインも得られます。

株やFXはわずか1日で大儲けすることもありますし、反対に大損してしまう可能性もあります。定期預金などは元本が減ることはありませんが、低金利が続く昨今では微々たる利子しか得られません。

それらの投資に比べると、リスクもリターンもほどほどであるため、ミドルリスク・ミドルリターンとされているのが不動産投資です。

(1)不動産投資のメリット

悪い業者に提案されてしまうと取り返しのつかないことにもなる場合もあります。しかしながら、不動産投資ならではのメリットもあります。

例えばこちらです。

  • 借入をすることでレバレッジを効かせられる
  • 団体信用生命保険の加入で保険機能を活用できる
  • 自助努力でリスク低減できる
  • 確定申告で税還付を受けられる

借り入れをすることで、少ない元手にレバレッジをかけて投資できる点は不動産投資の大きな魅力でしょう。また、不動産投資ローンを借り入れすると団体信用生命保険にも加入することになるため、生命保険の恩恵を受けることもできます。そして、不動産投資のリスクは自助努力で低減させられることも不動産投資の醍醐味と言えます。

最後に、サラリーマンで不動産投資をする方にとっては確定申告をすることで税還付を受けることも可能です。他の投資には無い魅力が不動産投資にはあります。

悪質な営業マンがいる、というイメージだけで毛嫌いすることは、投資機会をなくしてしまうことにもなるため、正しい知識を身に付けて良し悪しを判断できるようになりましょう。

まとめ 迷惑な営業電話は毅然とした態度で断ろう

今回は、不動産投資の営業電話を受けたときの対処方法を解説しました。

電話での営業は違法ではありませんが、しつこい勧誘や威圧的な物言いはとても迷惑です。自分にとって不要であれば、話を聞かずにその場で断るのが一番の対処方法であることを覚えておきましょう。

話を聞いてしまったり直接会ってしまったりすると、不本意な契約を迫られるおそれがあります。不動産投資の基礎知識は迷惑な勧誘を撃退するのにも役立ちます。

不動産投資に興味がある場合は、営業マンの良し悪しを見抜く目を養い、良い営業マンを選んで取引を行うようにしましょう。

最後に、モゲチェック不動産投資では、ご自身がいくらまで借り入れできるかを判定するバウチャーサービスを提供しています。

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