今から数年前に区分マンションの収益物件を購入した方で、借り入れ金利が2.5%を超えていると毎月の賃貸経営に大きな支障をきたします。そのため、今の金利がいくらかを把握し、金利が高い場合には借り換えを行いたいものです。また、24年10月には変動金利が0.15%上昇しました。これを受けて、今高い金利であるからと言って見直さないのはもったいないです。既に金利が高いということは、借り換えによって金利差を更に広げることができるからです。

今回は1LDK物件でも少ない自己資金で借り換えし月返済約2.2万円の削減を実現できた事例をご紹介いたします。

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2.6%の金利を1.7%に借り換え

今回ご紹介するのはT様。墨田区で3年前に1LDKの物件を購入されました。当時新築に近い形で購入されたものの、金利が比較的高い水準であり2%代中盤の金利で借入をされました。区分マンションの購入に関していうと、不動産投資ローンの条件は不動産会社によって大きく異なります。

3年前でも金利が1%台後半などで借り入れできる事例もあれば、提携金融機関が少ないことを理由に今回のT様のように2%台中盤での斡旋になることもあります。

これから短期金利も上昇してくる中でこのまま手を打たないと3%に近づく金利帯でもあったためお借換えを検討されました。金利が高い場合、1%でも金利を下げることに成功すると毎月返済額は大きく削減することにつながります。

結果として、借り換えメリットは約330万円、毎月返済額も約2.2万円削減することができました。


借り換え前

借入残高:約3,860万円

期間:約32年

金利:2.6%

月次返済額:約14.8万円


借り換え後

借入残高:約4,020万円

期間:35年

金利:1.7% 

月次返済額:約12.7万円


今回の借り換えで自己資金を10万円以内での見直しに成功されております。金利が約1%下がったことによって、キャッシュフローの黒字化にも成功されました。

また、借入期間は32年まで返済が進んでおりましたが今回の借り換えを機に期間を3年延長されました。金利と期間の見直しによって、毎月返済額を大きく下げることに寄与しています。区分マンション投資においては特に毎月の支出を抑えることが賃貸経営の健全化にもつながるため、金利が高い方は是非見直しを行っておきたいものです。

まとめ

今回は1LDK物件でも少ない自己資金で借り換えし月返済約2.2万円の削減を実現できた事例をご紹介いたしました。

2%半ばの金利を1%台後半まで見直すことができますと、毎月のキャッシュフローは劇的に改善します。

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